朝散歩と森の癒し効果
朝散歩が心身の健康によいと精神科医樺沢先生の本で読みました。
朝散歩は、幸せホルモンといわれるセロトニンの分泌を高めるそうです。
数か月前、それを知って出勤前に15分ほど森を歩いてみたことがあります。
とても気持ちがよく、仕事中にもかかわらずなぜか一日気分が良かったので、3日続けました。
次の日も歩くのが楽しみでしたが、3日で中断しました。
それを今まで続けていれば、ここまでくたくたにはならなかったのかもしれませんが、今言っても仕方ありません。
行かなくなったのには理由があって、突然森に「熊が出ました。注意してください」という張り紙や看板が立てられたからでした。
先日久しぶりに森に行くと、張り紙や看板がなくなっていて、以前の平和な森に戻っていました。
森を歩くと、午前でも午後でも気持ちがよいことには変わりないのですが、たしかに朝の森の空気は清々しく、朝の太陽の光は木々をよりいっそう美しく見せてくれます。
気持ちがよいのでたたずんでいると、朝は野鳥の動きが活発なのでしょうか、あちらこちらでトントントン、トントントントン、と木を叩く音が聞こえてきました。
目を凝らすと鳥のお尻が赤いので、キツツキの仲間、アカゲラのようです。むち打ちになりそうな勢いでつついています。
背中が緑のアオゲラ(かな?)も一瞬見えました。珍しい鳥にテンションがあがります。
私の頭の上の木では、小さな丸い鳥が群れています。あの串をさしたお団子みたいなシルエットは、たぶんエナガです。丸くてかわいくて癒されます。
その日私は黒とカーキという地味な出で立ちだったせいか、鳥たちが私をあまり警戒していないようで、色々観察することができました。
土を踏みしめる感触を味わいながら歩き、軽い疲労感に気分が良くなって帰宅しました。
樺沢先生によると、朝散歩は朝日を浴びて速足でリズムよく歩くのがポイントで、起きてから1時間以内に15分から30分歩きます。
歩くのは5分からでもよく、無理して早起きしたり、たくさん歩いたりする必要はないとのことです。
それも無理なら5分のひなたぼっこでもよいそうです。
朝起きて1時間以内に歩くというのが私にはなかなかできないので、早めに雨戸やカーテンを開けて朝日を浴びるようにし、散歩はなるべく午前に行っています。
自己流にアレンジした朝散歩ですが、森林浴とのダブルの効果でたくさんセロトニンが出るのを期待して、しばらく続けてみようと思います。